「死の臨床」特集号に掲載

2019年03月28日
「死の臨床」特集号に掲載

“自分を大切にする”セルフケアを伝える事が私の役目。その視座(※1)で取り組みました。

 

「死の臨床」特集号

現代社会で遭遇するさまざまな死について考える(発行:日本死の臨床研究会)

 

 

原稿依頼のお話しをいただいた時、企画趣旨を伺い即座に辞退しました。

企画趣旨は「病気の過程を経ずに遭遇するさまざまな死について考える」とありました。

 

しかし、どのようなお別れであったとしても、手を尽くしても助けられなかった命だとしても、遺族や関わりのあった人たちにはその後の人生があります。

枯れることなくこぼれ落ちる涙もあれば、泣くことも出来ず、私は涙も失ってしまったのかと思う人もいるでしょう。

長きに渡り後悔や罪悪感を持ちながら、自責の念に苛まれる人も少なくないと思います。

 

そのような人が目の前にいたら、私たちは何が出来るでしょうか・・・

 

私に出来ることは、求める手があれば、差しのべる。話したいと言えば、そこに居る。

それだけです。

 

そして、そのような事が無理なく行えるように、常に自分をケアしておく。

そして、そのような事(病気の過程を経ずに遭遇するさまざまな死)は誰にでも起こり得る。

だから、常に自分を大切にしておく。

 

セルフケアとは、自分を大切にすることです。

 

何かに取り組む時、私は“セルフケアを伝える役目”と言う視座で考えるようにしています。

 

身の丈を超えた挑戦でしたが、お声かけいただきありがとうございました。

貴重な機会をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。

 

(※1)坂口幸弘(関西学院大学人間福祉学部教授)2019