母の最後の贈り物・・・一周忌によせて

2016年03月01日
母の最後の贈り物・・・一周忌によせて

時の経つのは早いもので、母が亡くなり一年が経ちました。

これは、母の病室の壁に飾られたカレンダー。緩和ケアチームの手づくりです。

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時間の感覚がなくなってしまった母にプレゼントしてくれました。「今日は●●日ですよ」と1日、1日“その日の気分の色” を塗ってくれました。

 

昨年の2月27日、容体が急変したと連絡があり、急いで病院へ駆けつけました。

病室はナースステーションのまん前・・・本当に危篤なんだと。

部屋に入るとこれまでとは様子が違う・・・本当に危ないんだと。

私はその晩母に付き添いました。一晩中酸素が送られる音を聞きながら。

時々何か言っている。

「ばいばい」とも聞こえる。

母は私が病院へ行く度に「また来たの」「来なくていいのに」「早く帰ってテッチャンにご飯作ってあげて」と言っていたので、早く帰りなさいと言いたかったのか・・・もうこれで最後ねと言いたかったのか・・・今となってはわかりませんが。

それでも何度も何度も私の手を力強く握りかえしてくれていました。

お母さん、今日も頑張ったね!

 

翌朝、私は実家へ戻り、母の気に入っていたピンクのワンピースとアクセサリー、靴を用意し、再び病院へ向かいました。ワンピースを窓辺に飾りながら、まだまだ必要になりませんようにと祈りました。

28日の晩は、看護師さんのすすめもあり一度自宅へ帰り、いつでも出られるように家で待機をしてました。

お母さん、今日も頑張ったね!

 

3月1日早朝、看護師さんから急いで来るよう電話をもらい、直ぐに母のもとへ駆けつけました。

父が駆けつけた頃には一旦容体も落ち着きましたが、ホッとしたのもつかの間。

結局、弟への連絡が遅れ、母の死に目に合わせることができませんでした。今でも申し訳なかったと悔やんでいます。

弟はちゃんとお別れできたのだろうか・・・いつか聞いてみよう。

 

3月1日、お母さん、もう頑張らなくてもいいよ。ありがとうね。

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先日、家族と共にお墓参りに行ってきました。

お陰様で皆元気でやっています。お母さんが見守っていてくれているからでしょうね。

お母さん、ありがとう。