【レポート】11月・12月 東京都福祉保健財団/看護実務者研修「グリーフケア・セルフケア」 

2019年12月20日
【レポート】11月・12月 東京都福祉保健財団/看護実務者研修「グリーフケア・セルフケア」 

11月・12月と、東京都福祉保健財団主催、東京都高齢者権利擁護推進事業「施設内リーダー職員研修(看護実務者研修)」において、グリーフケア及びセルフケアについて、講義講師を務めました。

 

グリーフケアについては、養成課程において履修されている皆さまですので、今回は、ワークを中心とした内容を、グリーフサポートの活動者として、そしてセルフケアの実践者として、お伝えさせていただきました。

私の担当は、「生活の場での看取りケアにおけるグリーフケアの必要性について」です。

『生活の場』・・・これまでは、生活の場と言ったら自宅でしたが、今や、施設等が生活の場となっている高齢者の方々は多く、施設等でお亡くなりになるケースも増えています。

 

看取りの場面に限らず、対人援助に関わる方々は、仕事上でのグリーフを日々経験していると思います。

ご存じのことだと思いましたが、先ずは「グリーフケア=遺族ケア」に限ったことではないこと、「グリーフ=悲しみ」に限ったことではないことを、ワークを通して体験していただきました。

限られた時間ではありましたが、笑いあり、涙あり、お一人おひとりがご自分のグリーフに触れ、さまざまな気づきがあったようでした。

 

また、常に申している事ですが、誰かのグリーフケアに取り組む前に、もっと大事なことがあります。

それは、自分自身を手当てすること。「セルフケア」の習慣が何より大事です。

 

今回は、高齢者の権利擁護推進事業ということでしたが、セルフケアの習慣は、仕事においても、心に余裕が出来たり、冷静に物事に取り組むことが出来たり、相手を大切に思える、そんな習慣にもなるはずです。結果的に、虐待防止等にもつながります。

 

私事ですが、母を看取って間もなく4年になります。

その時、誠心誠意、母を看護してくださった担当の看護師さんは、母の死後、病院を退職されてそうです。母が初めての担当患者だったと、後になって知りました。若くて優秀な看護師さんが、看取りを機に離職してしまったことは、とても残念なことでした。

グリーフに対しては、事前に予防等はできませんが、グリーフが何なのか、グリーフに対するサポートの存在、日頃から自分を大切にするセルフケアの習慣、それらを知っておくだけでも、安心安全につながると考えています。

 

この度、お声がけくださった東京都福祉保健財団様、貴重な機会をいただきありがとうございました。