4月からスタートしました、日本ホームヘルパー協会の機関紙「ホームヘルパー」のグリーフケアの連載。
第6回は、「事例から考えるグリーフケアの実践①「ご遺族編」についてお伝えしています。
※”ホームヘルパー”に関するお問い合わせは、日本ホームヘルパー協会へお願いいたします。

『グリーフケアは必要に応じで行うもの』
グリーフケアの実践と題しましたが、グリーフケアはあくまでも必要に応じて行うものであり、押し付けたり、積極的に提供するものではありません。
「ケア」とついていると、助けなきゃ!とか、癒してあげなきゃ!とか、何かしてあげなきゃ!とか、つい手を差しのべることばかりを考えてしまいがちですが、実際はそうではありません。
この連載は、訪問介護職員の方々に向けた内容ですが、グリーフケアは介護職員の仕事ではありません。
“じゃぁ誰がやるの???”
答えは「私たち、全ての人」です。
グリーフケアに担当者は必要ありません。誰もが自然発生的に行えるのことが望ましいのですが、以前からお伝えしているように、「グリーフケア」という言葉さえ知らない人が多いのが現状です。
しかし、超超高齢社会を迎えた我が国は、まさに多死社会の道を着々と歩んでいます。
「人間の死亡率100%」は、誰もが理解しているけれど、エンドオブライフ、クオリティーオブデス(QOD)についての動きは、まだまだ未知の世界。
なので、高齢者の生活の場で活躍されている介護職員の方々に、お伝えする活動をしています。
私共では、グリーフケア研修の中で、グループワークをいくつか行っています。
その中で、オリジナルのワークシートを活用しながら、事例について考えていただいています。
看取り後のデスカンファレンス等を実施している事業所もあると思いますが、ワークシートを活用することで、何から手を付けて良いのか、何を改善すれば良いのか等が見えてくるのではないかと思います。
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